クルーズ旅行に興味はありますか?
イメージとして、高い、ハードルが高い、大人向け、なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
過去5年に、クルーズの旅を3回しました。
カリブ海のディズニークルーズ、カリブ海で当時世界最大であったハーモニー・オブ・ザ・シーズ(現在は、シンフォニー・オブ・ザ・シーズ)、横浜発着のノルウェージャン・ジュエルです。
一度クルーズに乗って以来、その快適さに虜になりました。
この記事は、
・クルーズ旅行って高いの?
・子供も一緒に楽しめるの?
疑問をお持ちの方に、クルーズの魅力をお届けします。
クルーズ旅行とは
船に乗る際、その多くは「移動手段」かと思います。
しかし、クルーズ旅行は、移動手段ではなく、船上で快適な時間を過ごす旅行です。
つまり、船で過ごすのが目的です。
船上では、「心地よい時をいかに過ごしていただくか」という気配りやサービスを受けることができ、時間を最も贅沢に過ごすことができます。
一度船に乗ると、荷物は船室に残し、船内ではクルーズ専用のクルーズカードさえ持っておけば、手ぶらで過ごすことができます。
寄港地でも、必要な荷物だけをもっていけばいいので、重たい荷物を出し入れしたり、運ぶ手間がいりません。
お気に入りの服と、お気に入りのカバンをもって、降り立てばいいという、最高に楽チンな旅なのです。
クルーズの種類
クルーズには、大きく3クラスあります。
引用元:https://www.mwt.co.jp/cruise/shipdata/
船内の設備が充実していて、楽しみがたくさんのカジュアルクラス。
落ち着いた大人旅行ができるプレミアムクラス。
最高に贅沢な空間を楽しめるラグジュアリークラス。
初めて乗る場合、また、家族、子供と一緒に乗る場合、友人同士で乗る場合は、「カジュアルクラス」をお勧めします。
クルーズ上級者や、落ち着いた雰囲気を好む場合、「プレミアムクラス」、「ラグジュアリークラス」をお勧めします。
ちなみに、カジュアルと言っても、イベントなどでパーティや正装を楽しむことができます。
私はハネムーンでハーモニー・オブ・ザ・シーズに乗りましたが、結婚式の二次会で使ったドレスを持って行ってパーティに参加しました。
クルーズ船の一覧はこちらのサイトに最新がまとまっていますので、ご参考ください。
ご参考:引用元 https://www.mwt.co.jp/cruise/shipdata/
クルーズの5つの魅力
では、クルーズ旅行ならではの魅力は、どんなものがあるでしょうか?
①贅沢な空間
(ハーモニー・オブ・ザ・シーズのエントランスを上がってすぐのメインロビー)
クルーズ旅行に行く時に、一番胸が高鳴る瞬間はどこかと聞かれたら、おそらく多くの方はこう答えるでしょう。
「エントランスホールを初めて見る瞬間」
一歩踏み入れると、きらびやかな非日常の世界が広がります。
船室には、あらかじめ荷物が運び込まれているので、早速デッキに行って、みんなでウェルカムドリンクを片手に船出を祝います。
贅沢な空間での旅が、夢のように始まります。
クルーズの船内は、洋上の別荘地に滞在しているかのように、なんでも揃っています。
レストラン、劇場、映画館、バー、カフェ、クラブ、ショッピング、プール、など、必要なエンターテイメントがすべてあり、退屈する暇がないくらい、催し物が開催されています。
贅沢な空間で、夢のような旅路を過ごすのが、何よりの醍醐味と言えるでしょう。
②移動が楽
(カリブ海クルーズでは、多くのクルーズと寄港地が一緒になり、様々なクルーズが見られます)
クルーズ旅行では、いくつかの寄港地を巡ることになります。
普通の旅行の場合、重たい荷物を持って、車、電車、飛行機などで次の目的地に向かう必要があり、移動だけで1日が終わってしまったり、疲れ果てることもあるのではないでしょうか?
特に、子供が小さければ小さいほど、荷物は増えるし、トイレ休憩を加味する必要もあるし、移動にも時間がかかり、到着したらとりあえず休憩したい!なんてことはないでしょうか。
しかも、連休だと、大抵渋滞など、人の多さに巻き込まれますよね。
クルーズの場合、大きな移動は夜がメインです。
目覚めれば、次の寄港地。目覚めれば、次の国。
移動のストレスは全くなく、朝から新しい寄港地に降り立って一日中遊び、夕方にクルーズに戻ってきて、美味しいフルコースのディナーを優雅にいただいている間に、次の寄港地へ向けて船旅が出発します。
乗客は、ただ乗っていればいいだけ。
大人にとっても、こんなに楽チンなことはありません。
③快適なサービス
(外国に降りたっても、夕方に船に戻ってパスポートチェックと荷物を受けるだけの手軽さ)
一度船に乗ってしまうと、次の寄港地まで船の中で過ごすことになります。
重たい荷物は船室に置いて、最低限の荷物だけをもって船内や、寄港地を歩き回ります。
船内では、クルーズ専用のクルーズカードさえ持っていれば、お買い物もでき、現金を持ち歩く必要すらありません。
さらに、寄港地が国外の場合も、事前にパスポートを提出しているので、船からでて、順に簡単なパスポートと荷物チェックだけを行えば出国、入国ができます。
空港で長い列に並んで、荷物を受け取って、待ち時間をみて、、などといった手間がありません。
船の外には、船会社が用意してくれたツアーに参加したり、クルーズ客船を狙った観光地ツアーガイドがたくさんいるので、交渉して簡単に観光することもできます。
もちろん、ツアーを使わず自分たちで楽しむことも可能です。
④毎日イベント目白押し
クルーズでは、毎日イベントが開催されています。
朝から夜まで、船内のどこかで乗客を盛り上げてくれています。
(ハーモニー・オブ・ザ・シーズで開催されるミュージカルの様子)
例えば、寄港地との距離が長い場合、1日かけて海原を移動することもあります。
また、長い夜を楽しむために、ビンゴ大会やセレブリティナイト、マジックや観劇など、様々なアクティビティが用意されています。
(ディズニークルーズであったカリビアンナイトでは、スタッフだけでなく乗客みんなが仮装しました)
もちろんそれらはすべて乗船の代金に入っているので、課金は一切不要で楽しむことができます。
⑤コストパフォーマンス
基本的に、クルーズ旅はオールインクルーシブです。
(ディズニークルーズのバルコニーありの部屋)
金額に、移動費、食事、宿泊費、エンターテイメント/設備費が入っています。
例えば、私たちが子連れで乗った「横浜発着のノルウェージャン・ジュエル」は、以下でした。
料金は、部屋のグレードによって異なります。窓がない部屋が一番安く、一番上はスイートクラスです。
9日間において、寄港地までの移動費、3度の食事(フルコース+好きな時にスナックや飲み物)、宿泊費、様々なショーを堪能したり、プール、ジャグジー、ラウンジなどの設備費が入っています。
つまり、1日辺り13,200円から32,000円になります。
※有料レストランやアルコール、チップなどは別途金額がかかります。
ホテル代だけでも同じくらい行きますよね。しかもゴールデンウィークの真っ只中です。
長期間の旅行を考えると、クルーズはコスト的にもリーズナブルです。
子連れ旅行の3つのメリット
①キッズ向けサービスが充実
(ノルウェージャン・ジュエルのキッズアクティビティ)
船の特徴によっては、大人向けのものもありますが、多くの船、特にカジュアルクラスではキッズ向けのサービスを提供しています。
私たちが子連れで乗ったノルウェージャン・ジュエルでも、食事ではキッズメニューがあったり、ユースプログラムとして、年齢別にキッズコーナーが用意されていました。
当時1歳の長女は、保護者同伴のキッズルームで英語でゲームをして過ごしました。
3歳以上になると、母子分離で、英語でゲームや音楽などのアクティビティをするコースがありました。
子供を預け、保護者は送迎だけを行い、子供は子供同士で、大人は大人だけの時間を楽しむことができます。
デイサービスとして、子供を預かってくれるクルーズもあります。
また、船内の設備でも、子供向けのプール、スポーツコーナー、ゲームコーナーがあったりと盛り沢山です。
私たちが乗った当時世界最大であったハーモニー・オブ・ザ・シーズは、船の上にジップラインや波乗りコース、スライダー、スケートリンク、公園やメリーゴーランドなどもあり、大人も子供も一緒になって楽しめる設備がたくさんありました。
(ハーモニー・オブ・ザ・シーズにある波乗り)
まるで、船上に街が存在しています。
しかも、子供が喜ぶものだけが詰まったような街です。
②子供料金の設置
クルーズは一人当たりの料金が設置されますが、クルーズによっては子供料金として通常の半額になったり、無料になるクルーズもあります。
「子連れのクルーズを選ぶ時の3つのポイント」でも後述しますが、子供料金に配慮があるクルーズの方が子供向きです。
子供向けのサービスがより多いからです。
③安心な環境
船内のスタッフはとても丁寧に接してくれます。
子供がいると、フレンドリーに話しかけてくれます。
クルーズは、いつでも多くのスタッフが見守ってくれる環境なので、子供たちと歩き回るのも安心した環境で過ごすことができます。
さらに、子供といると着替え、水筒、おむつ 、タオル…など、もしもを想定して荷物がかなり嵩張りますが、クルーズ内では必要なものを最低限だけもって、もしもが起きればすぐそばにある部屋に戻ればいいだけです。
重たい荷物を持ち運ぶ必要がありません。
身軽に、子供と安全に遊べる環境が整っています。
子連れのクルーズを選ぶ時の3つのポイント
①外国船を選ぼう
クルーズには、日本船と外国船があります。
初めてで、日本発着で、色々心配だから、、と日本船も選択肢に入ってくるかもしれませんが、おすすめは外国船です。
(ハーモニー・オブ・ザ・シーズの船内)
理由は、設備が盛り沢山で魅力的だから。
日本船も、もちろんプールやスポーツデッキがあったり、子供も楽しめるアクティビティはあります。
おいしい和食が食べたい、日本語で行き届いたサービスを受けたい方には向いているでしょう。
理由として、日本船は、クルーズの種類でプレミアムクラス、ラグジュアリークラスに値するため、エンターテイメントよりきめ細かいサービスが特徴です。その分、コストも高くなります。
一方、外国船、特にカジュアルクラスでは、アクティビティや子供向けのイベントの量が豊富、和食だけでなくフレンチ、イタリアン、中華など各国の料理も食べたい、英語に触れさせたい、など、よりエンターテイメント性が高く、刺激やワクワク感があります。
もちろん、外国船でも日本発着であれば日本語のサービスデスクがあったり、海外でも旅行会社のサポートがあります。
より、子供が楽しめる設備、という点で、外国船をお勧めします。
外国船 | 日本船 |
・アクティビティの量が豊富 ・多彩な種類のレストランがある ・キッズサービスが多い ・子供が英語の刺激を受けられる ・カジュアルクラスも多く、大型クルーズが多い ・必ず外国に寄港する |
・日本語で細かく行き届いたサービス ・美味しい和食が食べられる ・年配の方が多い ・安心感、くつろぎ感を重視 ・プレミアム、ラグジュアリークラスで、コストが高め ・カジュアル船に比べると、船は小さく、行き届いたサービスが特徴 |
②子供料金に配慮があるクルーズを確認しよう
クルーズによっては、子供料金として通常の半額になったり、無料になるクルーズがあります。
コスト的にも、子供料金に配慮がある方が助かるのはもちろんですが、設備やサービスも充実していると言われています。
③設備を確認しよう
設備はクルーズによって大きく異なります。
出来るだけ子供向け設備が充実しているクルーズがいいですよね。
(ハーモニー・オブ・ザ・シーズの船内)
特に、カリブ海などで寄港地との間が長く、船の中で一日中過ごす日があるようであれば、クルーズでいかに楽しめるかが重要になります。
プールやアクティビティ、イベントはもちろんのこと、キッズルームや託児所サービスなどもあります。
クルーズ旅行は長いです。できるだけ子供の年代に合わせて、楽しめる設備を選びましょう。
子連れ旅行のお勧めクルーズはディズニークルーズ
ディズニーにもクルーズラインがあります。
ウォルト・ディズニー社が所有する4隻の豪華クルーズで巡ることができます。
コースは大きく3箇所です。
コロナ禍の今、ハードルは高いですが、圧倒的なおすすめの理由は以下3つです。
①最高のサービス
(キャスタウェイ・ケイに降りるとすぐにキャラクターたちがお出迎え)
ディズニーランドに行くと、スタッフの気配り、サービスに感動される方も少なくないと思います。
同じサービスが、クルーズでも受けられます。
もちろん、他のクルーズでも丁寧なサービスは受けられますが、常に笑顔で楽しませようとしてくれる居心地の良さは、ディズニーならではだと思います。
また、カリブ海クルーズでは、ウォルト・ディズニー・カンパニー所有のプライベートアイランドであるバハマ諸島にあるキャスタウェイ・ケイに立ち寄りますが、素晴らしいBBQをしてくれて、島全体でもおもてなしを受けられます。
②ディズニーキャラクターがいっぱい
(キャラクター・グリーティングは毎日開催され、カメラマンが写真を撮ってくれます)
クルーズの上では、ディズニーキャラクターとたくさん会えます。
ミッキーやミニーなどの主要キャラクター、ピーターパンやジャック・スパロウなどの映画のキャラクターたちとグリーティングする時間があり、写真を撮ってもらえます。
ディズニーランドだと何時間も待つ羽目になったり、人が多すぎて写真が撮れないこともざらにありますが、クルーズの上では撮り放題です。
こんなに、ディズニーキャラクターが集結して会えるタイミングは、クルーズでしかありえません。
③子供も楽しめるイベントがいっぱい
乗るだけでも至る所でディズニーを感じ取れて楽しいですが、さらに子供が楽しめるイベントが充実しています。
子供向けのプール、ナーサリー、子供の年代に合わせた遊び場、スポーツコーナーの他に、キャラクターとのダンスパーティやビビディ・バビディ・ブティック、プリンセスとのお茶会(有料)など、ディズニーならではのアクティビティもたくさん。
レストランでも、ディズニー・シーにあるタートルトークがレストラン内にあったり、ミュージカルもディズニーに絡んだものがあったりと、とにかくディズニー・リゾートのいいとこ取りをしたサービスが多いんです。
(レストランの壁一面にあるタートルトーク)
行き尽くすことができないくらい、サービスが充実しているので、子供が退屈することは一切ありません。
まとめ
最後に、上記内容をまとめます。
②移動が楽
③快適なサービス
④毎日イベント目白押し
⑤コストパフォーマンス
②子供料金の設置
③安心な環境
②子供料金に配慮があるクルーズを確認しよう
③設備を確認しよう
私たちは、一度クルーズに乗って以来、その魅力にどっぷりハマってしまいました。
何より、自分たちが楽に過ごせて、多くの経験がしやすく、子供がいても安心して過ごせるのは非常にありがたいです。
移動があると、どうしてもストレスがかかりますよね。それが一切なくなって、その分楽しみが増えるんです!
また、寄港地ではツアーに参加したり、家族だけで好きに過ごすこともできるので、自分たちの旅の予定に合わせて思い出を作ることができ、有意義な時間を過ごしてきました。
来年にはコロナの様子を見つつ、クルーズ旅行が再開できるかなと、期待しています。
ぜひ、子連れで快適なクルーズ旅行に出かけてみてください。